50店舗の経営から見えた、トレンドを自社の力に変える活かし方

ビジネスを営む上で、避けて通れないのが「トレンド」との向き合い方です。

世の中で次々に生まれる変化を、単なる一時的な現象で終わらせるのか。
それとも、組織が成長するための確かな土台として積み上げられるのか。

今回は、私が50店舗の経営を通じて辿り着いた、トレンドを現場の知恵に変える「判断と記録」のあり方についてお話しします。

「社会の定番」になるものを見極める、二つの視点

世間で話題になっているブームに対し、私は「これは一過性で終わらず、ビジネスとして成立する」と判断する二つの視点を持っています。

  • 他社の参入があるか
  • その波に乗っている「老若男女」の幅が広いか

約20年前、ある健康飲料が爆発的に売れ、定番商品の地位を確立した際、私はある光景を目にしました。
それは、特定の層だけでなく、世代や性別を問わずあらゆる人々がその商品を手に取っているシーンです。

自分たちだけの視点に固執せず、競合他社が参入し、幅広い層の生活に入り込んでいるかという客観的な事実を見る。
これこそが、ブームが去るか、あるいは生活の一部(定番)として残るかの境界線になると感じています。

まずは柔軟に、波に乗ってみる

トレンドに対して「あえて距離を置く」という選択肢もありますが、私は基本的には、過度なリスクがない限り「まず乗ってみる」ことが大切だと考えています。

トレンドの始まりに合わせられれば、その恩恵を十分に受けることができます。
しかし、たとえ「少し出遅れたかな」というタイミングであっても、あるいはさらに時間が経過していたとしても、そこから得られる学びや利益は決して少なくありません。

まずは柔軟に受け入れ、実際に動いてみる。
なぜなら、トレンドに触れることで得られるものは、売上という数字だけではないからです。

組織全体で「変化の温度」を捉える

市場の動きをより多角的に捉え続けるために、私一人の目や耳だけでなく、現場のスタッフが持つ多様な感性を大切にしています。
一人で集められる情報には限りがありますが、チーム全員でアンテナを広げることで、組織としての「引き出し」はより豊かになっていくからです。

毎日、私のもとには現場から、複数グループのSNSを含め、数百本ものメッセージが届きます。
そのすべてを詳細に追うことは難しくても、膨大な情報のやり取りの中にある「温度感」や「微細な変化」に気づくよう、常に心を配っています。 

変化に気づくのが早い人、周囲を巻き込むのが得意な人、展開が上手な人。
それぞれの個性を活かし、適材適所でアウトプットしてもらう。
複数の目や耳を通すことで、組織としての対応力は着実に積み上がっていきます。

「記憶」より「記録」を蓄積する

トレンドをうまく取り入れた際、最大の収穫は「成功体験の積み重ね」です。
それはスタッフの自信になり、次へのモチベーションを生む「大切なエネルギー」になります。

ここで私が最も大切にしているのが、「記憶ではなく、記録」という姿勢です。

人間は、曖昧な経験を自分に都合よく書き換えてしまう面があります。
だからこそ、以下の項目をそれぞれのやり方で記録に残すよう伝えています。

  • 販売数、仕入れ数、販売スピード
  • 展開状況や具体的な方法
  • 現場で感じた「気づき」

この「記録」の積み重ねこそが、トレンドが去った後も現場に残り続ける、「次の判断を助けてくれる確かな材料」になります。

トレンドを組織の「次の知見」につなげる

トレンドを追いかけることは、単に目新しいものを取り入れることではありません。
世の中の変化を察知し、実際に動いてみて、そのプロセスを記録として残していく。
この繰り返しによって、次に来るトレンドに対しても、より精度の高い判断ができるようになると考えています。

変化を柔軟に受け入れ、そこから得られた学びを次の材料へとつなげていく。
その地道な積み重ねが、長く店舗を続けていくための土台になっていくはずです。

📩 無料30分カウンセリング受付中!
変化に強い店づくりのための「トレンドの取り入れ方」や、スタッフ一人ひとりの強みを引き出す「適材適所のチームづくり」について、具体的にお話ししてみませんか。

現在、リテール・飲食ビジネスに携わる皆様を対象に、30分の無料オンラインコンサルティングを承っています。
皆様の今の課題を解決する一助になれば幸いです。

ご興味のある方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
👉 無料カウンセリングに申し込む

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です